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お昼時、病院の食堂は、ほぼ満席でした。
一人の私は、80代と50代の母娘二人の席に合席をお願いしました。

お母様は、お元気そうなご様子でしたが車椅子をそばに置かれています。
食欲は、旺盛で検査結果も良かったとのこと…
お二人の話は、進みます
この年代になると、子である娘も親に偉そうにアドバイスや進言もします。
私にも勿論、心当たりがあります…
それでもお母様と見受けられるご婦人は、
うん、うん、と、聞きながらもご自分の意見も交えられますが
娘は、至って親のお世話をしているつもり、
そして
「もう食べないの?おかず全部食べられてるね」
とか、言いながら、甲斐甲斐しくトレイの食器を引いて持っていかれました。

ご婦人は、静かにご自分の財布からお金を出して、さっと、娘さんのカバンの中に入れられました。
セルフの食堂のことです、きっと、娘さんが食券を買ってくださったのでしょう…

娘さんは、その事に全く気づかず
「さあ、そろそろ行きましょう。しっかり、乗って…大丈夫」と、優しい言葉の中に何と無くお世話している満足感がちらほら…
ご婦人は、静かな笑みを私に向けて小さな会釈で私にアイコンタクト…

微笑ましい光景でした。
親は、年老いてもやっぱり、親で…
金額の多少に関わらず、子の知らぬ間にさっと、粋な計らいでお金を返します…

これ見よがしの行動は、時に嫌気がさします
子育てもきっと、そう…
これすれば…こうしてやれば…これを学習させれば…これを習わせれば…ここに行って…これに通って…
こういう経験をさせて…

親心は、このご婦人のようにさり気なく時に粋に…
子どもに伝わらなくても、子どもがその時、気づかなくても
この親心は、子の感性にいつかじんわり効いてくると思います。
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お母さんぞうと子どものぞう 「おはなしかいが・ぞうさん色を作ろう」より
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